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キミの楽譜

だれかが歌った
遠くからでも聞こえる声で

だれかが歌った
様々な感情を抱いて

だれかが歌った
その歌は響きながら毎日歩いた

だれかが歌った
その歌の周りはいつからか人が集まった

だれかが歌った
やがて歌というものが人の感情に入り込んだ

だれかが歌った
人々はその歌を広めた

だれかが歌った
歌った本人には沢山の人が集まった

だれかが歌った
歌った本人は夢を与えた

だれかに歌った
夢を与えられた僕たちは•••

だれかに歌った
もう一度、今度は僕たちが夢を与えに•••

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黒子


右手の中指の中程、人差し指と重なるところに
新しい黒子ができているのを偶然見つけた。

出しっぱなしだった水道の水をきゅっと止めて
しげしげと見やっては、この黒子を
私以外に初めて見つけるひとは誰なんだろうと
寸暇考えて、ぱっと浮かんだのは
きっととっくの昔に惚れてしまった男だった。

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木 ~プロローグ~

「おーい!種があるぞー!」
子どもは叫ぶ。 世界は平和だ。 しかし、
「この木が大きくなってる時には、もう大人かなー!」 
この子の夢は叶うほど平和なのか………

世界は動き出す。

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僕らもとうとう、卒業しちゃうんだね。

コトバにできないような想いが、心から溢れ出して涙になった。

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笑う

哀しくて笑った
そうでもしないとダメになる

楽しそうで笑った
口角は上がってるのかしら


誰かに笑いかけた
綺麗に微笑めてたかしら



明日は笑えるかな
そう言って泣いた


明日は笑えるかな 心から
明日は笑えるかな 上手にバレないように



大事なものを守るため
大事なものを隠すため



道化師にでもなりましょう


笑い顔の道化師にでも




鏡に向かった私は醜くてわらった