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トンネルの向こう

気が付いたらトンネルの中だった
誰もいないし、すごく寒い

独りでいるくらいなら。消えてしまおう

気が付いたらトンネルの外だった
人がいる、それだけであたたかい

もう独りじゃないなら、続けられるだろうか

長い道を

3

夏の裏側で

雪を踏みあらし
遠くの貴方を 追いかけます 
貴方と私二人だけ 銀の世界に二人だけ

思い出は天の川 
貴方が手を振る向こう岸 日の輪は高くもえました
こがれる私は舟の上 火花は赫くもえました
天は私を許しません 
白い靄に包まれて 私は貴方に会えません
次はいつとは言えません

いえない思いは積もります 
あの川が凍るとき 私はただただ走るでしょう 貴方に向かって走るでしょう
貴方の姿が見えた時 私は涙を流すでしょう 

雪を踏みあらし ただひたすらに走ります
遠くの貴方を 見つけます 眼から氷が落ちてきます
「やっと会えた」と白い息があふれます

貴方は口を開きます

「貴方と私二人だけ 銀の世界に二人だけ」


初めまして!甘くないマカロンです♪
クリスマスっぽくすることができなかったですが、読んでいただけると嬉しいです。
織姫と彦星を参考にこの作品を書きました。私たちが知らないうちに2人は会っているかもしれませんね♡