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CHILDish Monstrum:CRALADOLE Act 18

「わたしはゲーリュオーンに言っているんです」
暴走し、仲間を危険に晒した挙句街を破壊した…と羽岡は言う。
「これでは、隊長失格ですよ」
羽岡がそう言うと、テメェ今何言った‼︎とイフリートが立ち上がる。
「今回ばっかりはゲーリュオーンだけが悪い訳じゃないんだぞ!」
元はと言えばワイバーンが勝手に怪物態を使ったから…とイフリートは続ける。
ワイバーンは、あ、あたい⁈と自身を指差し驚く。
「でもあたいに怪物態使えって囃し立てたのはイフリ…」
「あーもーうるせー‼︎」
イフリートは地団駄を踏む。
「今回は別に誰も悪くない!」
悪いのはインバーダ、以上‼︎と言ってイフリートは羽岡を睨みつけた。
羽岡は暫くの間黙っていたが、やがて諦めたように会議室から出て行った。
「…」
モンストルムたちだけになった会議室に沈黙が流れる。
「ねぇ、イフリート」
ふと思い出したように二つ結びのコドモ、ビーシーがイフリートの方を見た。
「珍しくゲーリュオーンのこと庇ってるけど、どうしたの?」
普段はもっとバチバチなのに、とビーシーは呟く。
イフリートは別にいいじゃねぇかと答える。