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ぼくは麻里のなか

これは「おやすみプンプン」と並んで一番ページめくるのがしんどかった漫画です笑 読むのにエネルギーがいるって「おやすみプンプン」のとき書きましたけど、まさにそれ。
とある男性はコンビニで会う女子高生麻里に一目惚れをし、毎晩バレないようにストーキングをしていた。けれどある夜、麻里が突然振り返ってストーキングをしていた男に向かって微笑むと男の意識はそこで途切れ、目を覚ますとそこは麻里の家で、男の身体は麻里になっていた!男は混乱するも、同じように自分の身体には麻里の意識が入っているのではないかと考え、自分の家に向かう。しかしそこで自分の身体の中にも自分の意識が入ってる事を知る。一体麻里の意識はどこへ行ったのか、そして何故こんな事が起こったのか。男は真実を探すのだった。

長いあらすじですね。確か新海誠さんがここから「君の名は。」のヒントを得た、となんかのインタビューでおっしゃってたような。途中までその雰囲気ありますね。僕は「君の名は。」って中々ダークな話だと解釈してるんですよ。あれ僕ラブストーリーだと思ってないです。ここで詳しくは書かないですけど。そのダーク要素はここから来てるんじゃないかなと考えてます。
ちょっと村上春樹さんの作品に近いですかね。あくまで主観ですが。寓話的な部分があったりして。ラストは読む人によって感じ方が違ってくるんじゃないでしょうか。

「ぼくは麻里のなか」。面白いです。

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