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ひとりごと

お願い神様、羽もないのにこんなところ呼吸なんてできない
真っ青な夜のなか どうか声を聞かせてよ

吐き気がするようだ 意味も与えられないまま
21年引きずって歩いた 眩暈のするような重力
掴んでいたはずのあの子の袖は いつのまにか千切れていて
少しだけ昔を思い出した あの子のいない昔を

ねえもう、君が居ないだけで呼吸のしかたを忘れるんだ
秒針だけがすすんでゆき あの子は綺麗な大人になった
理由なんてわからなくて笑っていた たぶんわかりたくなかった
笑っていたらなんとなく 傷跡を抉りたくなったのだ

重たい日々に意味がないなら 笑うことにも意味はないし
銀のナイフは夜を壊してはくれない
吐いてしまって楽になりたい 叶わぬ願いが夜に呑まれて
手を振るあの子がいとしい
これは優しい白昼夢なのだ

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