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LOST MEMORIES ⅨⅩⅨ

玄関に座り込んだ瑛瑠は、チャールズに待てをする。
「私は犬じゃありません。」
「またお姫様抱っこされたらかなわないもの。」
「……お嬢さま。」
「っ!」
チャールズのひんやりとした両手が、瑛瑠の頬を覆う。ずっと伏せていた顔を、チャールズによって無理矢理上げさせられた。自分でも視界がぼやけているのがわかる。
「どうしてっ……どうしてこんなに関係が拗れるの!?どうしてこんなに嫌なことがあるの!?」
思わずチャールズにぶつけてしまう。八つ当たりだとはわかっている。でも、抑えられない。涙がとめられない。
「私が悪いの?縛られているように感じるのはなぜ?私は誰かのものなの?」
瑛瑠の体が強張る。チャールズが抱き締めたのだ。迷子になってしまって、出口が見つからない瑛瑠を落ち着かせるために。
「こんなことになるなら気付きたくなかったよ……。」
チャールズを受け入れた瑛瑠は、やっと静かに泣き始めた。

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  • ぬおう。
    家と学校のキャラがはっきり分かれてるタイプだね、エルちゃん。ドラマチックな展開が続きすぎてそろそろこっちの息が切れそうっす。

    やっと気づいたんだがローマ数字の使い方ヤバイなwww気にしてなかった
    XCIX、かな?

  • みーちゃん》
    効果音(笑)
    そうよねえ、かっこいい。あとチャールズ、たまに軽くホスト感でるよね←
    私がこんなこといっちゃいけないかあ。笑

    おばあちゃんの心臓には悪いよ…(笑)
    そろそろ英人くんにも出番をあげてよ私。

  • めめんとさん》
    そうなんですよね。まあ、敬語を使う使わないっていうのもありますが、基本壁を作ってかかるタイプですね。だから、まあチャールズはすごいわけで…。
    彼女の家のキャラを出せる人こそが、大切な人というか、仲間というか友人というか…。

    あああ気付かれちゃった。黙っていようかとも思ったんですけど、正しくないんですよねこの表記。ただ、私が見やすい分かりやすいって理由なだけなんですけど(笑)
    私語(←辞書的な意味ではなく、私が作り上げた言葉という意味の私が作り上げた言葉)みたいな感じで、よくまあ存在しない単語も、あれ間違いじゃない?とかいうのも頻繁にあると思います。それは、私語なんです。このローマ数字も、私の分類しやすいようにしただけの私語。いうなればこだわりです(笑)
    本当はルビふりたい!っていうのもたくさんあるのですが(下僕で、"げぼく"か"しもべ"かでだいぶイメージが違うように)、しかたがない。
    ほんとうは、90はめめんとさんのいうようにXCです。笑