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うたうたいの独り言

自分のことは、話さない。

人には話させて。

自分のことは、認めない。

人のことは丸ばつはっきりさせるけど。

自分のことは、見せない。

人のことは見てるけど。

一生、こうやって大事なことは

何一つ言えず、

伝えたいことは

何一つ伝わらず、

拠り所も寄り添うことも

不器用を言い訳に

独りで生きていくんだろうね。

泣きたい夜と

笑えない昼の

真ん中で。

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うたうたいの独り言

夏が終わる。

バケツをひっくり返したような雨が

夏日だった街を潤す。

コンビニの窓から眺める無数の粒が

妙に

忘れないで、

って夏が泣いてるようで

もの悲しくかんじる。

読み終えた雑誌を置き

ツナマヨか紅鮭か

いつものように悩んでから

家路を急ぐ。

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うたうたいの独り言

どうにもならないことばかりが気になる。

たら、れば、に理想はあっても

現実はない。

あんなことを言わなければ。

あそこでミスをしなかったら。

あのとき気がついていれば。

あいつの息の根を止めていたら。

仲間の言葉に耳を傾けていれば。

先生の話を聞いていたら。

君をもっと見ていれば。

彼女が今も生きていたら。

どんなに願おうが

この実情が変わることはない。

後悔の波を泳いでいても

悲劇のヒロインを気取っている

自己満足に過ぎないのかもしれない。

それが、わかっていながら

そう思うことを辞めないのは

今でも

違う明日が来ることを

信じているのかもしれない。

…なんて

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うたうたいの独り言

言葉が一つも届かないから

つたえたい想いがあるんだって

気がつく。

つたえたい想いがあるから

伝えられる言葉が見つからないって

気がつく。

優しい気持ちも

黒い気持ちも

なんの変わりもない

僕、

なのにね。

…なんて