何 していたんだっけ こころにあったはずの何かが 栓を抜かれた様に消えていく 何処を目指していたんだっけ どうして わたしは ここに いるのだろう
毎晩机に向かい 寝るのが遅い 朝の日差しは目に刺さる 嗚呼 道端に咲いている 彼岸花は 赤くて 目に刺さる
君が泣いているなら 慰めましょう 君が欲しいというなら あげましょう 君のために 全てをささげましょう たとえ あげた私の心臓が 砂利道に捨てられたとしても その血で 悲しく曲がった私の唇の上に 優しく笑った唇を描きましょう 今日も貴方は とても素敵です
頑張って 言おうとしたのに 息を吸ったら 言おうとした言葉は 小麦粉みたいに 私の喉に 張り付いた
私が弾いた その音は 低くて 心地よくて どこまでも どこまでも 淋しくて 無機質で なにも感じなかった その音は