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バレンタインのお話。

私はずっと思っている人がいます。

クラスが同じだった時はみんなにあげると一緒にその人にあげていたのですが、クラスが離れてからは話す機会も減り、あげなくなくなっていきました。

それでも昨年のバレンタイン、その人と同じ部活の子にあげようと放課後まで残る友達を見て、一緒に私も渡して伝えてみようと思い立ちました。

部活が終わった私と友達は一緒に自転車置き場で待っていたのですが、私が待つ人は来ませんでした。「あいつならバスで帰ったよ」と別の人に言われ私はそのバス停まで駆け出しました。
少し離れた所からバス停が見えた時には、その人は沢山の男子と戯れていました。
私はそこで怖気ずいて、渡せずに帰ってしまいました。

悲しくて涙が溢れて、その人にあげようと取っておいた1番の出来の自信作を自分で食べました。
味見の時には美味しかったはずのそのチョコはなんだか味がしない、美味しくないものに感じました。

今年も1番上手に出来たものは別のラッピングをして分けてあります。私の勇気や昨今のご時世含め色んな意味でそのチョコを渡せるか分かりません。
半月後には卒業を控えており、残りの登校回数が少ない為ラストチャンスなのかもしれません。
明日、伝えることが出来るかな。

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