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届け。

側に行って
君の話を聞きたいのに
どうして出来ないの
僕が弱いから?

君の側にいてあげたいのに
優しい言葉をかけてあげたいのに
どうして出来ないの
僕が小さいから?

何も出来ない僕だけど
君に伝えたい想いは大きくて
誰にも負けない世界一だよ
君も負けないで

いつかきっと
君の世界も明るくなるから
暖かい日がやって来るから

僕もいつかきっと
君に会えると信じているから頑張れる

君はそれまで待ってて
ちっぽけで何も出来ない僕だけど
二人なら世界なんて恐くない

世界なんて恐くない


私はいじめが怖い。一人が怖い。
自分が標的になるのを恐れている。
SOL!にも、悩んでいる人がいるかもしれない。
そんな人を助けたい。
今辛い思いをしている人に会いに行きたい。
でも、それは出来ない。
この瞬間も、世界のどこかでしんどい思いをしている人がいる。
なのに私は、何も出来ない。
自分のちっぽけさに気づいた。
私に出来ること。それって何だろう。
掲示板に、書き込むこと?
伝えたい思いを込めて私はポエムを書いた。
誰かに届くことを願って。
綺麗事。あなたに辛さはわからない。
そう感じる人もいると思う。
私も全て理解している訳じゃない。
だけど、私の思いは本物。
伝わってほしい。
一人じゃないと分かってほしい。

少しでも多くの人に伝わりますように。
届きますように。

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ずっと、ずっと。【前編】

遠い夏の日
小学生の私
君に伝えたかった想いを鞄に詰めて
親に乗せられた汽車
遠ざかる故郷の景色に
目を潤ませた

視界に飛び込んで来た麦わら帽子
君が振っていた
汽車の窓から手を伸ばして、叫んだ

「帰って来るから!!」

君は返した

「元気でな!!」

何年も過ぎて故郷の思い出は色褪せた
でも心にずっと残っている、あの日の君の声
いつか大人になったら、帰ろう
きっと君も待ってる
そう信じていた

大学を卒業し、そろそろ生活に余裕も出てきて、故郷へ帰ることを決意した

何故かあの日のことを思い出した

いよいよ、会えるね
汽車に揺られながら、
まだかまだかと心が早まるのを感じた
やがて汽車は私に、見覚えのある景色を見せた

懐かしい空の色
柔らかい風
そびえ立つ山々

そのどれもがあの頃のまま、私がいない間時間が止まっていたかのように、車窓に写った

そして駅に着いた
丸暗記した駅のアナウンス
少し古めの窓口

感傷に浸っていたその時

「・・・ったい」
誰かが私にぶつかった

「ごめんなさい、かおり、ぱぱがかえってくるのがうれしくて、つい、はしっちゃった」
可愛らしい女の子だった

「お父さんが帰ってくるの?お母さんは?」
「あっ。かおり、しらないひとには、おしゃべりしちゃだめなんだった。おねえさん、わるいひと?」
「ううん、お姉ちゃんもね、昔、ここに住んでたの。かおりちゃんっていうの?お姉ちゃんも、名前、かおりだよ。」
「そうなんだ!かおりね、ぱぱは、さいきん、おしごとでとうきょにいってる。ままは、あかちゃんのおせわ。このあいだ、うまれたの。」
「そっかぁ、かおりちゃん、おねえさんなんだね。もうすぐ、お父さん、来るかな?」
「うん、たぶん・・・あっ、きた!ぱぱーーー!」

かおりちゃんがかけていく
良かったね・・・
私も、早く君に会いたい

そう思っていた時だった。