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里帰りと最後のお別れ

一昨日、全てのことが終わって遺品整理も済んで、昨日帰ってきた。いつもよりちょっぴり長い里帰りはあっという間に時間が過ぎていった。
初日に最後のお別れをした時はやっぱり泣いてしまったけど、私なんかより母が1番泣いてた。
母にとってお母さんみたいだった曾祖母は、最後の最後、連休中には孫であり、娘である母に会って、母の誕生日の前日に息子に当たるおじさんと祖父に見守られて亡くなった。
おばさん達や周りの親族の人達はみんな、「お前に診てもらってよかったと思うよ」「幸せだったと思うよ」と母と一緒に泣いていた。
それを見て私も泣いた。
曾祖母にとって幸せな人生だったかはわからないけど、曾祖母がいろんな意味でとてもいい人で、周りに幸せを与える人だったんだなと思った。家でやったにも関わらず、沢山の人が来てくれた納棺の日。お通夜も沢山来てくれて、みんなとても優しい人ばかりだった。曾祖母の人柄がわかる通夜だった。
通夜、葬儀・告別式と火葬が集落のしきたりなのか普通の葬式と逆だったんだけど、家族の中で私と母だけ納骨まで一通り参加させてもらった。覚えてないだけかもしれないけど、初めて見る光景ばかりで緊張もしていた。
泣きながらお別れをしたけど、進路先が決定して一段落したこともちゃんと報告できたし、お別れも言えた。お葬式に参列した人達にも挨拶しながら、進路のことを話すと口々に「おめでとう」といってくれたり、「がんばれ」と応援してくれた。
遺品整理をしていた時にでてきた、もう動いてない時計を曾祖母の形見として貰った。
思い出すと今でも泣いてしまいそうになるけど、前に進むために曾祖母から貰った言葉や、葬儀を通して出会った人達からの言葉、決意したことを胸に日々頑張っていこうと思う。