夏祭りに君と行き
大きな花火を見る
「花火綺麗だね」
「君の方が綺麗だよ」
砂糖より甘い会話で蕩けそうだなあ
りんご飴を頬張り
君の顔をふと見てみる
「カッコいいなあ」
なんて妄想しながら
課題に追われるのが
私の「青夏」かな?
「さて課題やらないと!」
君が誰かに
優しくできたとき
君の黒くなった心は
真っ白へと変わり
そこから
新しく鮮やかな色へと
変わってく
君の優しさが
その人の心もきれいにできる
きれいな心へ変えられる
からの硝子のコップに
入っているのは
夢でも希望でもなく
真っ青なビー玉。
そっとのぞき込むと
小さな自分の顔が
青白く。
からのピンク色のコップに
入っているのは
愛でも勇気でもなく
真っ黄色の花びら
向日葵にしては小さくて
たんぽぽにしては大きくて
なんだか不格好な花びらは
そっと指にのせると
どこかへ飛んで行ってしまった。