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あしたはきょうよりもいいひですように。

今日は 昨日と歩いていこう
明日は 今日を抱いていこう
今宵は 君の為のsurpriseを
今夜は 僕と君のpresentを

おかえり
今日も疲れたね。
朝日が昇るまでは泣きじゃくろう。
明日が怖いから眠れないね。
今日を乗り越えた君なら
明日も生きてけるように。

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議題「夢の中で飲んだ眠眠打破に効き目はあるのか」

仮説「夢の中で眠眠打破を飲む、つまり夢の中で長く起き続けることによって、人は現実(夢の外)で目覚めることが困難になる」

問題点
一・夢の中に眠眠打破が登場したことをどのように証明するか
二・夢の中でどのように時間を計測するか
三・夢の外で時間を計測する場合、睡眠者が眠眠打破を飲んだタイミングを実験者はどうやって判断するか

この問題点を乗り越え、仮説を立証することにより
本日私が「夢の中で眠眠打破を飲んだが故に寝坊した」という事実を明らかにしたい。

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風立ちぬ

フランスの詩人、ポールヴァレリーの『海辺の墓地』と言う作品のなかに以下のような詩があります。
  Le vent se lève, il faut tenter de vivre.
直訳すると、
 風が吹く、我々は生きようと試みなければならない。
、となるのですが、『風立ちぬ』の作者で知られる堀辰雄は、次のように訳したのです。
 風立ちぬ、いざ生きめやも (風がたった、まぁ生きられないだろうけど)
 結核を患い、死の淵に立っていた堀辰雄は、一体どのような心境でこの訳を当てたのでしょうか。
東大国文科卒業なので、純粋なミスだと言うことは無いでしょうから、この意訳に情緒を読むか否か、思案のしどころです。皆さんは如何思いますか?

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いくらなんでもデカすぎる

君が好きだった。いくらなんでもデカすぎる
想い出が 辛くて 恥ずかしい気もしてて
でも君が好きだった いくらなんでもデカすぎる
記憶だけ バカでかく 膨らんじまってさ

Where are you? 崩れ出すユニバース
バカにならない思い抱えて
重い足取り それも幸せ。

静かな夜に、傷がついたと思ってた
知らぬ間に 気づいた 恥ずかしくなった
だけど君が好きだ。 いくらなんでも好きすぎる。
ひどい天気 吹き荒れる 感情が

Where am me? 震え出すユニバース
サラダ 白菜 あとは数えて
君のうちまで 持っていくから。

君が好きだった。いくらなんでもデカすぎる
想い出がいっぱい くだらないLOVELOVELOVE

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僕の色

僕が奏でる色はどんな色なんだろう
きっと真っ黒だ
この世の地獄を見て、地上50mの死の淵に立った
人生最期のフリーフォール
行き先は先は三途の川

けど、行かなかった

あの人たちがいたから。

今も僕一人が奏でる色は真っ黒だ
死のにおいのする真っ黒な色

だけど、僕らで大音量で奏でる色はカラフルだ
死のにおいする色すら掠れて消してしまう

色付き出したこの世界でさぁ鳴らそう
僕らの色を。


僕らだったら、どこまでも奏でられるから

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霧の魔法譚 #13 1/4

私が生まれたのは、実に百年以上も前のことだった。

そのころ世界は戦火に包まれており、この国も例外ではなく、激しい戦いは国力を根こそぎ枯らし尽くしていた。
新聞を見ればこの国は着実に勝利の道を歩んでいるようだったが、ますます苦しくなる生活の前では虚しいばかりだった。
きっと誰もが疲れ果てていたけど、それを言い出すには大きな勇気と責任が伴った。どこでどんな人が目をつけているか分からなかったから。
みんな頑張っているから。この国のために。平和のために……。
不満を漏らす代わりに吐き出した言葉は、誰へとも知れぬ言い訳のようで。或いは縋る幾束の藁のように、私の母も何度も何度も言い聞かせるように、男性の写る写真の前で手をすり合わせていた。生まれた時には既にいなかったその男性は、母曰くいつか帰って来るらしかったが、ついぞ音に聞くことはなかった。

母子家庭で育った私に遊ぶ兄弟姉妹はおらず、塞ぎ込みがちであったがために友人の一人もできなかったが、私は暇をすることはなかった。書架に並べられていた難しそうな外国語の本の中に、数冊だけ母国語で書かれた小説があったのだ。母に尋ねてみると、今はもう出回っていない翻訳本らしく、私はこれを借り受け、暇な時間を見つけては自室で読み耽った。
本を読むようになってから私はよく空想を広げるようになった。もともとの妄想癖というわけではなく、書架に並ぶ小説が多くなかったからだ。早く続きを読みたいという急いた想いはあったものの、それでも内容を知らない本が減っていくというのも物悲しく、仕方なしに空想を織り交ぜながら焦らすように読み進めていった。

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人肌恋しくなる季節です。

冬の匂いが漂うようになってきました。
昼間も寒いと思うようになってきました。
楽器を手で温めないと演奏できない季節になってきました。
指先が冷えて動かせないようになってきました。

冬です。
人肌恋しくなる季節です。
あなたが恋しくなる季節です。

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霧の魔法譚 #13 2/4

小説は母の趣味らしかった。それで母は私がその小説に興味を持ったのが嬉しかったのか、その小説の好きなところや感想などを私の進捗を確認してから話すようになった。疲れ窶れていた母の表情に笑顔が浮かぶようになり、私もそれが嬉しくて母と話すのが楽しみになった。

ちょうど小説のすべてを読み終わったころに、私が生まれるよりもずっと前に始まった戦争は突然終わった。新聞にはこの国が負けたことが重々しい文字で記されていたが、次の日から生活が激変するようなことはなく、失ったものが戻ることもないようだった。
同時期に母が亡くなった。私にとってはそっちの方が大ごとで、動かない母を前にして慟哭し、それが三日ほど続いてから私は泣き止んだ。人を弔う方法も知らないものだから遠く離れた隣家に行くと、とりあえず役所に伝えておきなさいと言われ、そうした。葬儀はその家の人が行い、更には私を引き取ってくれもした。
私は与えられた部屋に引きこもり、母を思い出すように小説を何回も何回も読み返していた。母が好きだと言っていた箇所は特に読み込んだ。物語の楽しみ方としては大きく外れていたが、読むたびに母の笑顔が思い出すことができた。隣家、もとい引き取ってくれた家の人は私になるべく触れないでいてくれた。私はそんな人の親切心に気づくこともなく、季節はすっかり一周していたらしく秋になっていた。

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霧の魔法譚 #13 3/4

大賢者様が私の前に現れたのはそんな頃だったように思います。

目を上げるとそこには一人の女性の姿がありました。驚いたのはそのシルエットで、最初に目に着くつばの大きなとんがり帽子と黒い長衣は明らかにこの国の人ではない恰好でした。衣服が黒いから弔問客かとも思いましたが、瞳は私の母を探しているようには見えません。それでこの家の家主の客かと思い至り誰か呼びに行こうとすると、
「君に用がある」
と言って私を引き留めたのでした。そこで女性は自らを大賢者と名乗り、私は自らを̪史音と名乗りました。

どうしてそうなったのかはまるで覚えていませんが、大賢者様と出会った日から長くも短くもない日を一緒に過ごすことになりました。本を読むのもほどほどに、大賢者様と紅葉の上を散歩しました。秋が過ぎ冬になり、大賢者様と一緒に毛布にくるまって一晩を過ごしました。
大賢者様は朗らかに笑いよく喋る、明るいお方でした。私は大賢者様が楽しそうに話すのを聞くことが好きでした。夜ごとに話してくれるお話はどれも魅力に溢れていて、どれ一つとして同じものがありませんでした。大賢者様は永く長く旅を続けてきたと言います。私はそれで初めて、この国の外に広がる世界に思いを馳せました。世界は未知と不思議に満ち溢れていて、またそれと同じくらい優しく愉快でした。

大賢者様と一緒に過ごしたかけがえのない時間は、私を悲しみの底から救い出してくれました。ふと母を想って寂しくはなるものの、その穴を埋めるように大賢者様に甘えるようになり、大賢者様は夜空のような瞳で私を包んでくれるのでした。

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霧の魔法譚 #13 4/4

私は大賢者様といつまでも一緒にいたかったのですが、大賢者様は忙しいみたいで春の初めにはどこか遠くへ行くのだということを伝えられました。
桜のつぼみが赤く膨らみ始めたころ、大賢者様は旅立っていかれました。私は大賢者様に一緒に連れて行ってくれと何度も懇願しましたが、やんわりと笑うばかりでやはり駄目でした。その代わり大賢者様は私にいくつかの贈り物をくれました。その一つがまた会いに来るという約束であり、もう一つが一冊の本――大賢者様がマジックアイテムと呼ぶ魔法の道具でした。


この日、私は魔法使いになったのです。

母を喪った痛みも大賢者様と別れた悲しみも見えないように、魔法はすべてを曖昧にして包み込んでくれました。


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#13更新です。長文の連投すみません。
シオンの過去話です。いわゆる回想シーン。次回はシオンが魔法を撃ってくれそうな気がします。
毎度のことながら反応してくださってありがとうございます。

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さくの日記

4月1日

誰も踏み込んで来ない、誰にも踏み込まない
そんな私の望みを露程も知らない連中が私の平穏をぶち壊してくる
笑顔で、善意で、当然のように、
そろそろ逃げようかと思っていたある日神様は言い訳をくれたんだ、期限付きの言い訳を。
短期契約だったけどね
そして私は特別な奴になった、皆んなと同じ道を歩かないのに同じ格好をした奴、前倣え大好きな奴らにとって
私を集団から切り離す理由には十分過ぎた
そうして私は望んだ平穏を自由を手に入れた
けど、それは少し違った平穏に形を変える事になる

4月3日
夕方そろそろ家路につこうとして動き出した時だ
私は捨て猫を見つけた
いや、正確には人間だったけど
人間に対する怯えとと敵意を混じらせた視線で私を見る彼女を見て直ぐに思ったのが捨て猫の様という感想だったから
別に拾わなかったし関わるつもりも全然なかったから
無視して通り過ぎた
後の私の平穏のサプライズになる事を知らない頃の私の話

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共感覚がーる。

文字は美しい。

あ行から始まる単語は青系に見える。

苦しいと思ってた。

唯一救われたのは

貴方の名前が

見たこともないほど美しい緑色だったこと。

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夜を零す

濃紺が原稿用紙の束に滲んでいく様をただ他人事のように見ていた。
同じ色の文字列が夜に喰われていく。
そのページを食い尽くすと夜は二ページ目、三ページ目へとどんどん文字を呑み込んでいく。星の屑が散りばめられた深い深い夜空がぬらぬらと灯りを反射して広がっているのは至極美しい。こうして見ていると夜の色は濃紺と言うには少し違うように思う。ひとつの色ではなくいくつもの色が幾重にも重ねられている。色の名前には詳しくないが夜色、とでも呼ぼうか。

空になってしまった瓶を手に取るとぬるりという感触と共に手が汚れた。擦れば擦るほど広がって乾いて取れなくなる。僕の手は夜に染まってしまった。乾いた皮膚の上できらきら、と星が瞬いている。やはり美しい。この塵のような燦めきのひとつひとつに物語があるのかと思うと微弱な頭痛を催す。僕がこの手から洗い流してしまえば星はすぐに死ぬ。いや、もしかしたら排水管を伝って下水道に流れ海に辿り着くのかもしれない。

せっせと書いた物語は一瞬で呑み込まれてしまった。しかし不思議と何とも思わなかった。僕の喉は ああ、と無意味な有声音と無声音の狭間の音を小さく漏らすだけだった。
窓の外を見ればもう日没までに残された時間は少ないことが分かった。もう間に合わない、瞬時にそう悟る。

今日は夜が来ない。

人々は慌てふためくだろう。夜が来ない、そう騒ぎ立て面白がる者、気をおかしくする者、恐れ慄く者、目に浮かぶようだ。
そんなに夜が欲しいのならば瓶ごと夜をぶちまけてやっても良いがそれではあと何百年かは夜が明けなくなってしまう。
どうしてこうも毎日毎日綴らなくてはならないのか。遅れることも休むことも赦されない。疲れるが仕事をしなければ人が困るのだ。しかし今日はもう仕方がない。
夜に染まった原稿用紙をぐしゃりと丸めてゴミ箱に捨てる。

そのあと僕は戸棚から新しい瓶を取り出してその中にふらふらと浮かんでいる銀河をしばらく見つめ、眠りについた。

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大きらい

みんなに優しい君が
時折寂しそうにする君が
人に隠れて泣く君が
つらそうに笑う君が
独りで生きようとする君が

嫌いだ、嫌いだ、大っ嫌いだ

そんなにつらいなら、苦しいなら
僕のこと、頼ってよ
もっと弱音を吐いてよ
そんな風に笑わないでよ
心配させてよ

大丈夫、ありがとうなんて、
どうして僕にまで嘘つくの

ねぇ、君のこと、本当は大好きなんだ
だから、そんな顔してほしくない
君には笑っててほしいんだ
幸せでいてほしいんだ

背負っている物が重いなら
僕にも半分、持たせてよ
それくらいなら、僕にだって
お安いご用さ

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押し明け方の月。

夜になったら涙を流す君は
夜に浮かぶ月みたいだね
夜が怖くて何も手につかない時は
夜空を思ってみる

優しさは万人には伝わらない
だからもう充分だよ
あなたにとって嫌なことが
その人の優しさだったかもしれない

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きっと

きっと僕たちは、ここまで生きてきて何か大切なものを見落としている
昨日もらったプリントを家に置いてきちゃうみたい

きっとそれを探し直すのが大人になるってことだと思う

でもきっとほとんどの人は見つけることはできないと思う

それでも必死に答えを見つけ出そうとする
それがきっと
人間なんだろう

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溶解度 25℃ 36.8㌘

ブルーなアウターに身を包んだきみが
ヴェネチアンレッドの車に乗る姿が
オレンジの秋空と溶け合ってゆく
ぼくもこの原色に混ざりたいや
そんなグレーな欲望は密かに
きみの車の助手席に乗せて
海にでも寄って帰ろうよ

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どちらかといえば幸せな人生

マイページに表示される自分の年齢が昨日より増えていて、それにわくわくできる程度には人生が楽しいです。

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そろそろ飽きてきた

Hey!死にたいなんて嘆きながら痛いのは嫌いなんて抜かす臆病者の諸君!せめて明日のソシャゲのログインボーナスくらいは回収してから考えようぜ!

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祝福せよ

貴女の「こんにちは」
山びこしてくれた日は
わたしが人間の日です
人間として認められた
生存権を与えられた日

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告白

ドキドキして
甘くて苦くて
酸っぱくて 
これが私の告白でした
結果はどうなんだろうな
悲しくなければ良いけどな

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色覚異常少女

綺麗ってなんですか
みんなが綺麗だって言うものも全部、グレーに見えた
みんなが綺麗だ、と眺める500色の色鉛筆もほとんど変わらない色で

黒板に描かれた文字も みんながくれた誕生日カードも 全部潰れて読めなくて
その時涙が流れてきた みんな勘違いをした 私は嬉しくて泣いてない
ただ読めなくて泣いている ただ悲しくて泣いている

私はみんなを騙してる 不意に私はそう思う
ただ苦しくて 逃げたくて そんな私は汚くて 
逃げ場を求めて どこまでも どこまでもまた 逃げてゆく

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あのね

今日は久しぶりに貴方と話せたから
甘いものを食べようかな

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片想い

格好良かった、なんて
それが君への言葉だなんて、言えない
でも想いは伝えたい

君がようやく同じ色のハチマキ巻いてるから
去年は違う色だった
隣のテントで笑っていた君が
今年は同じテントの下で笑うんでしょ

なおさら伝えたいよ
想いをぶつけたいよ

明日の朝は晴れるかな
私の心とは裏腹に
真っ青が広がった空が見えるかな
どうなるかは分からない

だけど

明日が終わった頃には

私の心も晴れていますように

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星に願いを

あの子に差し伸べた左手

星に願いを

捨て犬を拾った左手

星に願いを

彼のために流した涙

星に願いを

月の数だけ。