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サーカス小屋    #調律師のシューベルト

それらしい表情で
「音が外れているので直してくださいな」
という貴婦人。
わざと少しずらしたままにしたら、
「まあ、やっと治りましたわ」
だそうです。まあ、僕は完璧な音は嫌いなのですが。
人々は、不協和音をなぜか嫌います。自分の「音」が外れることを恐れ、その「音」を封印してダレカの「音」に合わせます。
本当は苦しいのに、その感情さえもねじ込めて感じなくします。
本当は、この世の中は不協和音だらけのはずです。全く同じ人間など、いるわけがないのですから。
調和することに何の意味があるのか、僕にはわかりません。ダレカと全く同じになりたいのでしょうか。
まわりに合わせることで安心感を得て、はずれた「音」を指さして嗤い、優越感を手に入れて満足する。でも誰でも、心のどこかに引っかかっているのです。
この優越感を得るのと同時に、罪悪感に心をくいむしられ、
安心感を抱くのと同時に、何かへの不安を覚えている気がしてならないと。

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ふと

ふと
立ち止まった
コンクリート塀の小さなすき間に
美しくはない
名前も知らない
緑の雑草が生えていた

だから
今日はいい日。

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こんな夢を見た

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友達のAちゃんとは過去に仲よくしていたが、性格や考え方が違いすぎて合わなくなり、昔に比べて少し距離があった。

そのとき私は教室にいた。他にもクラスメイトは15人くらいいた。そのなかにAちゃんもいた。Aちゃんは包丁を持っていた。そして他のみんなに構わず、一直線に私に向かってくる。刺されそうになったが、必死に避けたり止めたりした。

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あのとき私は、必死に生きようとしていた。おかしいな。こんなにも死にたいって思っているはずなのに。なんで生きようとしていたんだろう。



生きなきゃいけないよ、と誰かに言われた気がした。