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1年前の今日

当時、僕は完全不登校でした。1年前の今日、幼馴染のRは久しぶりに家まで会いにきてくれて。(日付まで覚えてるとかいうのは引かれると思って誰にも言ってませんが)僕等は寒空の下、2時間ぐらいふたりで喋っていました。(コロナ禍だから家族以外は家にあげていません)僕はXジェンダーで発達障害の傾向があり、骨折の後遺症や心電図検査で引っかかったり…等、とにかく世間的な普通には当てはまらないんです。物心ついた時から超いじめられっ子でした。自分らしくいられない学校が窮屈で、中1の3学期から不登校になりました。同級生からも教師からも否定されてばかりだった僕はヤバいぐらい病んでいて。死にたいとか消えたいとか自分はこの世にいない方が良いとか、ずっと思っていました。普通の子になれない自分が大嫌いでした。だけど家族には病んでることを否定されて。それで更に病んでいった、そんな時でした。1年前は。だけど彼はこう言ってくれたんです。「ひとりで悩み事?…悩みがあるんだったら聞くからね。聞くことしかできないと思うけど…僕は。遥瑠にはそんな顔似合わない。遥瑠は笑顔の方がいい」と。それで気づいたんです。僕はずっと誰かに認めて欲しかった。何にもないふりをしていつも笑っていて、優等生を演じていたけれど、本当は誰かに見つけて欲しかった。本当の自分を。そんな僕を彼は小学生の時、見つけてくれた。そして、不登校になっても病んでも、一度も僕を否定しなかった。それどころか「笑顔の方が良い」って言ってくれて。後から思い出して泣いていました。そこから、僕は少しずつだけど元気になっていきました。家族や学校の理解も少しずつ得られるようになってきて。今年度から制服が選択制になりました。初めて男子制服で登校できた日の喜びと感動は、一生忘れないと思います。目に映るもの全てが輝いていました。今は無理に繕って笑うことも減ったと思います。今、毎日が凄く楽しいです。だからもう、普通になりたいだなんて思わない。本当の自分でいられるって最高‼︎生きてて良かった。全部、彼が居たから。彼が居なかったら、僕は不登校になるよりも前に死んでたと思います。感謝してもしきれません。世界でいちばん大切な人です。(余談 この日の彼はいつにも増して謎でした。お互いの前髪が当たる距離で見つめてきたり←それも何度も‼︎、めちゃくちゃ頭撫でてきたり。自分の上着着せてきたり…

  • ひとりじゃないよって教えてくれたのは君だった
  • ここに居て良いんだよって教えてくれたのも君だった
  • 君が居たから僕は
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