私の世界が始まった瞬間は、自分がADDという発達障害だと分かった時です。
最初に分かった時、私は少しほっとして、でもとても辛くて、複雑な気持ちでした。
今まで、なんで人と同じように出来ないんだろうとか、なんで上手くいかないんだろうとかでよく悩みました。その答えが見つかったという意味では、とてもほっとしたんです。
でも、私は人と違う、治るまでみんなと同じようにできない、と考えたら、本当に辛かったです。
時々、なんで私がこの病気になったのかなって、なんで私なんだろうって、考えます。でも、それは神様が決めたんだって考えるようにしています。 将来楽しく生きられるように、今辛いことを与えているんじゃないかな、と。
セカオワ先生のプレゼントの歌詞のように、今辛くてもきっとプレゼントだって思える、楽しい日々がやってくるんだろうと思います。
まだできないことは沢山あるけど、それを克服する勇気を与えてくれて、病気に少しだけ感謝です。克服しようと思えた、その日が私の世界が始まった瞬間です。