かっこいい。美しいピアノの音とベースの低音とのコントラストが素敵です。美しいピアノの部分は綺麗な満天の星を見上げているような気分がしますが、低音の歌声やベース音や機械音からは星空どころが、宇宙をさまよっているような気分になりました。普通の日常と言いながらそれが普通だと思っていることがおかしいと言われているようにも思いました。例えば学校へ毎日、疑問をもたずに通うことを普通に思っていいのか。それは人や地域によっては普通ではないし、なんとなく通うこと自体が"いいこと"とも限らない。他には、多数派がいつも勝っていくことはやはり普通なのだけれど、それはいつも正しいとは限らない。きっと見えないところで泣いている人もいる。休まず働くこと、勝つこと、出る杭は打たれること……それとなく流されて生きていることにそれでいいのかと問われているように思いました。印象的なのは｢君｣に関することで、自分の気持ちも相手の心もわからないで嘆いているような、叫んでるような歌詞のように思いました。だから、｢時々頭がおかしくなる｣。重低音のせいもあり、心臓にずしんと来るような歌でした。