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頑張っている人へ(運営政策会議の方に出してしまったのでこちらに載せます)

私が世界の中心なわけないことは知っている
私なんて世界のほんのちょっとの要素でしかないことは知っている
私より大変で辛い思いをしている人がいるのも知っている
学校に行って友達と笑いあえているのがどれだけ幸せなのか知っている

でも、もっと幸せだったと思ってしまうのは何故だろうか
1年前大会が無くなって、先輩達が気づいたら引退してて、一瞬で部活を引っ張るのは私達になっていて夏休みの合宿は無くなって、気づいたら冬になっていてまた部活の時間が短くなって、色んなことが重なって走りばっかの部活になって、なのに大会もどうなるかわからなくて振り返ってみたら楽しい学校行事も無くなって

これでも幸せだって胸を張って言えるほど私は強くない。
愚痴を言いながら友達と笑いあってるけど弁当は前を向いて食べてるしなんか友達との会話の機会も減った

「あなたたちは優遇されてる」
母の放ったこの一言はあなたが思うほど浅い傷では済まなかった。
大学生が、大人が、医療に携わっている人達が、どれだけ大変かは心が苦しくなるほど分かる。
でもね、頬には涙が流れていく。
こうやってすーっと流れていく涙を自分で感じたことはなかった。
慌ててトイレに駆け込んで自分の中に押さえ込もうとしても溢れてくる。
大丈夫、私はまだ幸せだ
言い聞かせながら飲み込んだ唾液は変な味がした。
何も言わずに頷いて聞いて欲しかっただけなのに
1年後の受験、ちょっと先の大会、何がどうなるか分からない世の中、
そこでで生きている多くの人がいる。
「若者は」と一括りにして、頑張っている人達に目を向けられないのは何故なのか
「優遇されている」だなんて言った母も疲れていたのだろう。
みんな辛い、母も辛い、私も辛い、知っている。
だからみんな助け合っていこう。
明るい未来のために。