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吃音症

私の友達も吃音症でしたが、一緒に頑張ってだいぶ改善しました。
わかったことは周りの助けが必須だということです。

まずわかってほしいのは正確な原因は完全にわかっていなくて、ストレスや遺伝だと今のところ考えられています。よく根性が足りないからだと精神論を説く人がいますがそれだけが原因ではないということを理解してほしい。

友達と一緒にやったことが次です。
あごや唇や舌をリラックスさせることや,腹式呼吸をすること、穏やかに話し始め方法(おなかから少し息を吐き出しながら話し始めることや、母音や特定の子音を長めに発音する)を一緒に練習しました。これで普段の会話は問題なくなりましたが、緊張やストレスのかかる場面ではなかなか治りませんでした。

私は友達といる時に次のことを徹底しました。
絶対にせかさない、リラックスした雰囲気を作る、言葉に詰まっていても代弁しない、相手が落ち着けるようにまず自分がゆっくりと話し、相手の間違いを正さず最後まで辛抱強く聞く。
吃音の問題をタブーにしない、「誰でも緊張して言いたいことが言えないことがある」が私の口癖でした。

次第に改善されていき友達がある日こういいました。「今でも人前で言葉がでてこない時があるけど、以前はからかわれたトラウマで自信過剰になっていた、そんなにまわりは気にしていないことがわかると自然と言葉が出やすくなった。今はもう悩まないし、からかうやつは笑い飛ばして、自分のペースで話せている、ありがとう」
この日は友達が吃音症に対してポジティブな見方ができるようになってよかったと家で泣きました。
私の経験が少しでも生徒のみんなに役立てばと思います。長文失礼しました。