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いつもの生活。生きる意味

午前9時30分 1限目があと少しで終わりそうな時に私は登校。
入るのは教室ではなく保健室。
先生が来て「調子はどう?寝れてる?」と聞かれ、何も言えずにただコクンとうなずくだけ。
1限目が終わって、2限目が終わって……あっという間にお昼休み。
仕事をしている保健室の先生と私だけの部屋で静かに一人でお弁当を開く。今日は うさぎのキャラ弁だった。昨日からお母さんは私の元気が出るように試行錯誤を繰り返している。ありがとう。
食べ終わってボーッとしていたらいつの間にか、6限目の時間が近づいていた。
「単位を取るため」に私は6、7限目の教科書を持って教室へ向かう。
教室に入れば、クラスの子がコソコソ話し始める。
「まだ学校来てたんだ。」「なんで今更来てるの?」「え、生きてたの?」
幻聴かもしれない。現実かもしれない。
でも、その言葉に耳を傾けないようにしながら、頭の中でCDプレイヤーのスイッチを押す。
授業が終わったら、教科書を抱えて保健室に戻り、荷物を持って駅へ向かう。そして帰宅。
みんなと違う生活。みんなと違う考え。みんなと違う自分。
普通を求めているのに、見つかるのはみんなと違う変な自分。
そんな日々が続いている。
きっと明日も同じように…。
校長、教頭、職員の皆さん、生徒の皆さん、どうか私の生きる意味を教えてください。