表示件数
2

弱い自分

私は小学校6年生の時に、当時担任だった先生からこう言われました。「いつも3人で連むようになったら気を付けなさい。必ず1人と2人に分かれてしまうから。」
聞いた時はまさかと思いましたが、中学生になり、あの話は本当だったんだと分かりました。
2人でいるよりも3人でいることが多かった私は、仲が良かった友達との分裂を何回も経験しました。数回あった分裂、どれも3人のメンバーは違かったものの、私はその全てで1人になる方でした。
また、クラスの人数が奇数だったため、2人組に分かれる時、1人余るのが私でした。例えば、校外に出かける際にバスを使ったのですが、2人組に分かれなければならず、私が1人余りました。
「1人余っちゃうのか。どうしよう。」と言ってくれる子はいましたが、「私が1人になるから、いいよ。」と言ってくれる子は誰1人としていませんでした。
私は、私の存在価値なんてないのではないか、別に居ても居なくても変わらないのではないか、と思い、とても辛かったです。
高校生になり、現在では、昼休みにお弁当を食べたり、何をするにも2人なので、以前のように1人になる心配をする必要はなく、大丈夫です。
しかし、現在私のクラスには1人でいる子がいます。私は1人になってしまい辛かった経験があるので、声をかけようかなとは思います。でも、その子を誘ったことで3人になり、また分裂した時に私が1人になるのではという不安と恐怖で、なかなか声をかけることが出来ません。
クラスのみんなも、その子が毎日1人でいることは気づいています。ですが、声をかける人はやはりいません。
私は以前のような辛い立場には2度となりたくないと思っていますが、その子だって、もちろん他の人だって、なりたくないと思います。
このまま声をかけないのは、人として許されないことだと思います。でも、私には中学生の時の恐怖で、声をかける勇気がでません。本当に自分自身が弱いです。
私が1人になるのを覚悟で声をかけるべきでしょうか?それとも、自分の安心を優先していいのでしょうか?