瓶詰めのドロップ越しの 御天道様の眼差し 弟には内緒と笑った母が お口にくれた唐揚げの切れ端 初物の果物を添えて ミントを飾った手作りゼリィ 私の幸せ ささやかな幸せ 君と手を繋いで 朝露を数える散歩道 お腹が減ったとキッチンを覗く 君の口に放った鯵フライ 家のは好きなのって 君が手を叩く杏仁豆腐 私から君へ ささやかな幸せ
守りたいっていう思いが ずっと笑顔でいてほしいっていう願いが 本当になった あの日 僕は愛っていうものを知った 僕はあいつらが本当に好きなんだということが 何よりも一番なんだということが わかった あの光達は この物語の中で どんな星よりも輝いていた