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3月11日

もうすぐ3月11日がやってきます。
そう東日本大震災の日です
私は東北で1番小さな町に住んでいます。
震源に近い宮城県沖の町です。
3月11日忘れようとしても忘れられない日
大切な大好きだったおじいちゃんの命日
まだ小二だった私は突然の地震にものすごく怖くなり、泣くことしかできませんでした。
そんな私を学校まで迎えに来てくれたのがおじいちゃんでした。
泣いていた私に大丈夫だよと声をかけてくれました。
そんなおじいちゃんは、寒いだろうからストーブをとってくると言って海沿いの自分の家に戻っていきました。
その、ストーブとってくる。が私が聞いた最後のおじいちゃんの言葉になってしまいました。
おじいちゃんは漁師をしていて、津波の高さは予測していて行動したのだと思います。
でも、あの津波の高さは誰も予測することができませんでした。
3月だと言うのに雪が降り、とても寒く、嫌な予感しかしませんでした。
私はこの目で津波が私たちの町を壊していく様子を見ました。
色々な思い出が一瞬にして壊れていく。
私はその時、自分もここで死んでしまうのではないかと何回も思いました。本当に怖かった。
足が動かず、逃げたくても逃げれない状態になりました。そんな私を助けてけれたのは、近所の人達でした。
私はこの時に、とても暖かいものを感じて、少し落ち着くことが出来ました。

長々と書きましたが、被災者である私が皆さんに伝えたいことがあります
今南海トラフ地震が起きると予測されています。
どうか、地震があったら安全な場所に逃げてください。
津波警報が出されたら、走って高台へ逃げてください。
大丈夫だと思って、海や川の近くへ行かないでください。
海が引き始めていると思ったら周りの人にも教えてください。
どんなお年寄りでも、助けてあげてください。

これが私の願いです。

3月11日の震災でなくなった人たちを忘れないためにも。