学校で会って君を見つけた。 目をそらすわたし。 こっちに向かう君。 逃げるように背を向けるわたし。 わたしの袖を引っ張る君。 立ち止まるわたし。 「なんだよ」 その一言ですべてが溢れた。 君のために、君の邪魔にならないように、 君を避けて、会わないようにしてきたのに。 あーあ、全部台無し。 「寂しいじゃんか」 そんなこと、言わないでよ。 頑張ったのに。 「ばーか」 あと少し、あとちょっと。 頑張れ、 君が第一志望に合格しますように。。。