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ありがとうとさようなら

あんたが1番お世話になった。

みんなが私に聞かせてくれるあなたの言葉は私を大切にしてくれることがとても良く伝わりました。
私の中であなたの1番古い記憶は泣きつく私をあやしてくれる優しいあなたでした。

忘れもしない私の5才の誕生日あなたは家の段差につまづき骨折をして入院してしまいましたね。私は唸るあなたをただただ泣きながら「ひぃばぁちゃん!ひぃばぁちゃん!」と呼びかけることしかでしませんでした。

それから手術をして何度か老人ホームのショートステイに通いながら家で過ごしたあと、急に「部屋が開いたから」とそのまま特養に入所しましたね。

覚えていますか?私が小学生であなたがショートステイに行っていた頃
私が総合学習で訪問した時にあなたはそこにいましたね。
グループ発表のあと、1人1人生徒がふれあう時間、私はあなたの所に行きました。とても嬉しそうだったのをよくよく覚えています。

それから毎年のように、正月とお祭りには会いに行ってましたね。本当はもう少し会いに行けば良かったなって少し後悔してます。後悔しても遅いですね。

お祭りの時一緒に見たよさこいはどうでしたか?

私の成長を誰よりも心配してくれてありがとう

100才になって起き上がることも出来なくなったあなたを見るのが本当に辛かったです。

今年の夏祭り 私が会いに行ったこと気づいてくれましたか?

来年はまた一緒によさこい見ようねって

今度来た時は写真取りたいなって

そう、思っていた矢先でした。

来年の春 私は高校を卒業しますよ

本当はその姿を誰よりもあなたに見せたかった。

今も少し泣きそうです。

でも、足痛かったよね

動けないの辛かったよね

それでも私はありがとうを何度も言っても足りないくらいたくさんの感謝をあなたに貰いました。

その感謝を返すことが出来なかったことが少し残念です。


103年間よく頑張ったね

お別れをするのはとても嫌だけど

いつまでもクヨクヨしてないで、少しずつ少しずつ前を向いていきたいと思います。

だけど今は少し泣かせてください

ほんとにほんとにありがとう

いつまでもいつまでも大好きです
ひぃばぁちゃん