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あの日から始まった小説みたいな物語

私には同級生に好きな人がいます。
その人は学校に入学して初めて出来た友達で、同性の人です。(以下Aさん)
好きだと気づいたのは、Aさんと私の共通の友人に今幸せ?と聞かれたことがきっかけでした。
その時私はAさんに勉強を教えていて、その問いの答えを考えたのですが、私はAさんと一緒にいるこの状況が幸せで、それだけで満たされているということに気づき、嬉しくなりました。
最初はまだ自分の気持ちがよく分からなかったので、友達として好きだと伝えたところ、泣かせてしまって…
でも、それは嬉しかったからだと言ってくれました。
その後私は恋愛感情として好きかもしれないということを伝えました。
それでも嫌がらずに友達でいてくれていますが、恋愛が分からないから答えは出せないと…
受験生になったら行けなくなるからいつもと違う場所に行こうと言って、一緒に水族館に行って、海に行って、付き合ったらこういう風になるのかなって、私はこの先そういう存在にはなれないのかもしれないけど、本当に楽しかった。Aさんの隣にずっといたいと思いました。
これ以上好きになったら後戻りが出来なくなるから、私はどうにか逃げ道を作ろうと男だったら毎日会いに行ってLINEだってして、押しまくって、私がいなかったら生きていけないって思わせて、それで、絶対幸せにするって言いたかったなって言いました。
そうしたら、Aさんは何て言ったと思います…?
毎日LINEしたいならすればいいじゃん、会いにくればいいじゃん、なんでダメなの?って言うんです(笑)
期待させるような、勘違いするような言葉を言う、天然なのか小悪魔なのか分からないAさんをどうにかして嫌いになれないものか、Aさんの代わりはいないのだろうかと散々悩み苦しみました。
Aさんに長文LINEも沢山送りました。
好きになって6年目、自覚して2年目。
失恋もできず、片想いのまま続きそうですが、この恋が叶わなくても、Aさんがいずれ誰かを好きになろうと、Aさんを好きでいようと決めました。

これからもずっとあなたが大好きです。

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終わりじゃない

僕は吹奏楽に入っている。

少し前のことー
「アンサンブルコンテスト」
という大会に、四つのグループに分けられて出たことがあった
僕は部長が中心のグループになった
毎週土日、部長のばあちゃんの家で練習していた。

他校の演奏会の日ー
同じグループのみんながその演奏会に行ってしまった。練習があると思い、行かなかった僕、
副部長に誘われたが、それを断って練習することを
選んだ部長、
この二人で練習した
その日、部長の様子がおかしかった。いつもなら2時間練習しただけでは疲れるはずがない部長が、
へばって、高い音が出にくくなった。
珍しく、部長の方から休憩を申し出た。そのまま、練習が終わってしまった。

本番前ー
みんなで本番直前に合わせていた。
前の団体が合わせていて、僕らはその部屋の前で、順番が来るのを待っていた。その時、僕は見た。

部長が、泣き出した。

近くにいた、彼女の知り合いの高校生がハンカチを差し出したが、その手を拒んだ。
しかし、僕が男、部長が女ということもあり、泣いてしまった時に、何もすることができなかった

本番ー
みんなの心が一つになれず、バラバラの演奏と
なってしまった。
部長の音は震えていた。
結果は銀賞、さらに部長は不登校、挙げ句の果てに部活を辞めてしてしまうことになった……

あの時僕がちゃんとしていれば……と、
今も悔しい気持ちでいっぱいだ。
でも、今は一応副部長がリーダーですが、副部長のままで、部長の席は残っている。
卒業までになんとか復帰させる。
コンクールは無くなってしまったが、まだ演奏する機会は残っている。
もう一度、一緒に演奏してやる。

まだ終わりじゃない
僕らの物語は、始まったばかりだ。