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無題

紅葉の紅いのは
あれは寒さではないのです

あれは彼奴が燃やした妬みのお色

黄葉の黄色いのは
あれは寒さではないのです

あれは彼奴が懐いた高慢のお色

あんなに清らかだった青さを
彼奴が忘れてしまった色なのです

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  • あーっ、これも中也だ!確か人魚がどうこう…

    詩集に入っていたか憶えていないけど、暗黒館の殺人(綾辻行人)に出てくるんだよねぇ…それがすごくきれいなイメージとして残ってるの。もう一回読み返してみようかな…ってものすごい分量だけど(笑)

  • シャア さん

    レスありがとう。
    あのね、無意識でね、
    ん?って思って見てみたら
    本当だ。中也っぽいね。笑
    シャアさんが見たのは『北の海』かしら?
    私、綾辻さんのご本を読んだことないのだけど
    ちょっと興味出てきた。笑

  • 北の海(もしかして海?)…そうそう、確かそんなタイトル!


    好きな詩人とか、ちょうどたくさん読んでる作家さんとか、似てくるよね、少しずつ。


    好き嫌い分かれると思うけどね…うん、苑なら好きになってくれるかも。
    ミステリが嫌いじゃなければね、「十角館の殺人」からどうぞ。ちょっと哀しくて、とても美しい悲劇です。
    ちなみにぼくがいつも書く「云う」の字遣いは綾辻さんの真似(笑)