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ネバーランド

不気味なほどすがすがしいこんな朝に
きみが死ぬことについて考えていた
もう秋だね、もう冬だね、
あたらしい季節にいのちがめぐって
きみはまたひとつ、重力を
羽に変えようとする
そういうところがとても嫌いです

ぼくがぼくでいなくちゃならない
理由をさがす理由が見当たらない
迷子は詩人になりたがって
大切なひとを大切にする方法がわからない

空想のなかで百回きみが死んでも
世界の終わりにながす涙はきっと
きみのかたちをしている

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