0

透明水

くらくらするような日々で
ゆらゆら揺れる心で
鳥の、空の色を踏む
トントンと
軽やかに野菜を刻むように
踏む君の音は虫に喰われてしまった
ずぶずぶと沈み込んで、夜に消える君に
透明水を

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。