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曜日の妖精【1】

「あ〜…しんど…もう起きたくない…」
ぼふんと布団に沈み、二度寝しようとした桃の頭に、ごつんとげんこつが降ってきた。
「いたっ」
「二度寝してんじゃねぇ!起きろーっ!」
振り向いて下を見ると、そこにはとげとげで向日葵色をした吊り目のリスのような妖精が小さいながらに仁王立ちしていた。
「月曜日〜…」
「ったく!俺が起こさなきゃいつまでも寝るなお前は!」
「うー…月曜日厳しい…」
「遅刻するよかましだろ!おら早く行けっ!」
「わー痛い痛いっ!やめてよぉ!」
月曜日にぽこぽこ叩かれながら桃は慌てて準備を始めた。

  • シリーズ化します
  • 実際の曜日関係なく進みます
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