2

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 番外編 死霊使いと妖精王 ③

「あなたが学校に来るなんて珍しいじゃない」
何かあったの?と論手 乙女はとぼけたようにボクに尋ねる。
「べ、別に、アンタには関係ない」
関わってくんなしとボクは前を向く。
「何よその態度」
私位しかこの学校で知ってる人いないのに、と論手 乙女はそっぽを向く。
「そんな口きいていいのかしら?」
「…何だよそれ」
論手 乙女の言葉にボクはイラッとして、思わず口答えする。
「自分は頼れる奴のつもりかよ」
ボクはついイスから立ち上がる。
「そういう上から目線の態度、気に入らねーんだよ」
ボクは論手 乙女が立つ後ろを向き、両の目を光らせようとした。
「やっぱりアンタをあの時…」
「やめなさい」
ボクが言いかけた所で論手 乙女がポツリと呟く。
ボクは思わず異能力の発動を止めた。

  • ハブ ア ウィル ―異能力者たち―
  • 10月に投稿した企画「続きが知りたい。」参加作品
  • なのに誰も続きを書いてくれないので自分で書きました
レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。

  • すいません。企画だけ放っておいて、反応できなくて。言い訳になるようですが、最近来れてなくて反応できませんでした。もう1回タグをつけて書き込んでいただけたら、今年中には続きを書けると思います。
    企画をするって難しいですね。改めて企画をしている人はすごいな、と思いました。
    また余裕ができたらやってみます。

  • レスありがとうございます。
    いいのよ、無理して続きを書かなくて。
    ぼくの中でこのエピソードはこう、と確定させちゃったので、別バージョンを作る必要はないと思ってます。
    なのでありがたいけど大丈夫です。

    企画ってやっぱ難しいですよね。
    その時々の掲示板の状況や企画の参加しやすさ、要項の投稿時期などで企画の盛り上がりはだいぶ変わってくるので…
    経験上企画の開催期間は1ヶ月くらいの方が無難です。
    それ以上にしてしまうと、月が変わると前月の書き込みがバックナンバーでしか見られなくなってしまうため、企画の開催に気付かない人が出てしまうんですよね。
    あと企画要項は月の最初に投稿するのがオススメです。
    また、散文(小説)を書く企画よりも韻文(詩)を書く企画の方が参加しやすい人が多いようですね。
    まぁここにいる人はそんなにいないので、企画を開催しても盛り上がらないことは視野に入れた上で企画を開催しましょう(ぼくはそういうスタンスでいる)。
    最後になりますが、面白い企画でした。
    ありがとうございました。