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CHILDish Monstrum:CRALADOLE Act 17

「という訳で、今回もインバーダの討伐に成功した、が…」
クララドル市インバーダ対策課本部の会議室にて、1人の男と5人のコドモたちが向き合っている。
「この惨状はどういうつもりなんだ」
男、もとい羽岡は呆れたように会議室のスクリーンに写真を映す。
そこには破壊された街並みが映し出されていた。
「…だって今回40m級の奴が出たんだし」
「それを考えても1体しか出てきてないだろう」
短髪のコドモ、ワイバーンの言葉を羽岡は遮る。
ワイバーンは思わず黙り込んだ。
羽岡はため息をついてから続ける。
「…ゲーリュオーンの暴走により他のモンストルムたちを攻撃、街を破壊した」
全く、どうしてくれるんですかと羽岡は呟く。
「モンストルムが破壊した建造物の補償は、我々対策課の業務でもあるんです」
ただでさえ我々は忙しいのに、と羽岡は付け足す。
「一体どうしてくれるんですか」
「ンなこと言われても」
金髪のコドモ、イフリートが腕を組んで言う。
「おいらたちの仕事はインバーダを退治することなんだから、仕方ねーだろ」
「質問の答えになってませんよ」
イフリートの言葉に対し、羽岡は突っ込みを入れる。

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