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立冬

ねえ、それを愛って呼ばないで
勝手に名前をつけないで
あなたが思うより複雑な体系
分かった気にならないで
名前の知らない花が咲いて
それに泣けるほどに疲弊
かろうじて生きてる理性
やめてよその視線

震える足 臆病な身 傍観してる自分は高笑い
逃げるが勝ち 救世主待ち
いよいよ平和と呼べなくなり
絶望の淵 叫ぶ口 勇気が無いのは生まれつき
林檎がなる木 その幹に虫
なぜか安堵して泣きじゃくり

ねえ、それを愛って呼ばないで
勝手に名前をつけないで
あなたが思うより複雑な体系
分かった気にならないで
名前の知らない花が咲いて
それに泣けるほどに疲弊
かろうじて生きてる理性
やめてよその視線

創作の世界みたいな未来
本当に来るかもな 案外
そんな話を君とした昔
あの頃を思い出し

ねえ、それを愛って呼ばないで
勝手に名前をつけないで
あなたが思うより複雑な体系
分かった気にならないで
名前の知らない花が咲いて
それに泣けるほどに疲弊
かろうじて生きてる理性

悪寒が背中に 汗が手の平に
垂れ流す愚痴 我慢の限界
死体は不可避 そんな事態
それでも僕は未だに考えてる 君の言葉の意味

ねえ、それを愛って呼ばないで
勝手に名前をつけないで
あなたが思うより複雑な体系
分かった気にならないで
名前の知らない花が咲いて
それに泣けるほどに疲弊
かろうじて生きてる理性
ねえ、それを愛って呼ばないで
勝手に名前をつけないで
あなたが思うより複雑な体系
突然君の姿が消えて
会えたと思ったら冷たくて
溢れる吐き気 後悔の念
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