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花を沈める

ひとりもいない
海岸沿い
為すすべもなく
足元から崩れる
波に呑まれて
泡を吐いて
「君の目ん玉宝石みたい」
そんな言葉も許されず
口の中まで波寄せる
君からぽろぽろ零れた涙たちは
流星のように僕の頬をかすめて行った
さよなら、誰かさん
SOSは砂の城
さよなら、
さよなら、

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