『虚構の崩壊、ロマンチック逃避行』
ガラシャ、答えは出たかい?
そうかい、帰りたくないのかい。
私もね、一つの答えを出したの。
私はね、この街を壊す。
この街は、私の悲しみを具現化した街なんだ。
君の目に映った摩天楼も全て私の悲しみなの。
私はこの街に固執しすぎた。
それ故に離れられなくなった。
でもね、もう捨てることにしたんだ。
実わね、君を連れ戻す依頼をされたんだ。
この街を離れる理由ができた。
だからね、壊すの。
............ほら、全てなくなった。
見て、空が見えるよ、地平線も。
......行こう、ガラシャ。
まずは八千代さんに外出の許可を貰わないと。
嫌だって?ダメだよ、私犯罪者になっちゃう。
......まぁいいか。
さぁ!!
踏み出そう!!
世界へ!!
時空の果てへ!!
To be continued 次章『その男、聖なり』↙
#40 『萃霧の言の葉』
P.S.これにて第4章『魔法都市ミコト』は終わりです。
えーと、確認な。ファヴァー魔法図書館はまだ終わらんで。第4章が終わるんやで。
ちょっと勘違いされてそうなんで確認したよ。
思った以上にボツタイトルの反響あって嬉しかったです。またいつかやろうかな。