物事の輪郭を捉えたいよ
だけどそれだけじゃ駄目なんだ
物事の真中を捉えたいよ
だけどそれだけじゃ駄目なんだ
片一方じゃ駄目なんだ
だけど手を伸ばす度
片一方すら すり抜けてゆくの
涙が落ちるのを見てた。
どこまでも透明で、
何物にもなれない涙を。
夜風は冷たさを増して、
冷える指先は、
言葉を探してる。
素直になれず、
ひねくれたままで、
まだ温もりがない布団に潜り込む。
明日は、誰かの笑顔が1つ、
増えますように。
「あなたは恋に恋してる」って言われたけど、
そんな恋でも私の大切な恋だから、
挨拶できただけで嬉しくなるような恋だから、
そんなことは言ってほしくなかった。