微睡んでいたら、なにか視線を感じ目を開ける。 ふいに、君が近くにいるような気がした。
君が小首を傾げたから、やっぱり言葉が足りなかったとわかったけど、僕としてはなんとかこれでうなづいてほしかったんだ。
泣いてて欲しくないだけで、笑ってほしいわけじゃないんだけどなぁ。(むしろ、笑うくらいなら、いっそ泣いてて欲しかった…。)
ずっと君を見ていた。これで目を離したら、もう一生会えないような気がしたから。
鬼ノ業本章、壱から弐拾参までまとめました。 是非、読んでみてください。