無能な男がいた。無能な男にとっての日常は常に非常時。男はしばしばパニックにおちいっていた。
そんな男でも、睡眠中やテレビの視聴時などはつかの間だが、非常時から解放されるのだった。
女性モデルと猫とのツーショットでは女性モデルのほうがどうしても猫の可愛さに負けてしまうところ、ブサ猫をつかうことでバランスをとっているのだな。……身体が大きいイコール細胞が大きい。つまり眼球表面の凹凸が大きい。よって乱視になる。
「やっほー」
「うわあぁぁああ!」
「びっくりした?」
「びっくりしたあ。……あなたは?」
「わたしはいわば地球の創造主です」
「失礼。僕の好きなアイドルにそっくりなんですが」
「それはあなたの願望の投影です。そんなことよりあなたがいまびっくりしたことによって七番目のグルチャが回り始めてしまいました。地球はもうすぐ滅亡します。ではさようなら」
ではさようなら。
「仲間」を失い、「希望」という名の絶望に叩き落とされる...
「彼」に残ったものは、闇のなかで煌々と燃え盛る激情と「地」を宿す金色のベルトだけだった
金糸雀から声を取り上げて
貴方はどうやって其れを愛するの
愛しいあの子の呼気を奪って
愛しいあの子は羽毛が落ちた
みすぼらしい姿に微笑んで
そんな姿でも愛してるなんて
そんな姿にした貴方が言うの?
結局のところ人生って
皆に愛されるより
誰か1人を愛するほうが丁度良い。
調子はどう?
いい感じだよ
そんな風に始まる1日は
なんだかいい感じに終わるんだ
昨日より今日が好きで
今日より明日を好きになる
いつまで続くかな
ずっと続けばいいのにな