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錆び付いたオルゴールのゼンマイを
きりゃり。きりゃり。と巻く夢枕

星に願ったきのうの夜は
とてもうれしい今日になったよ

僕や
カゲロウの死骸や
ぶりきの惑星を美しくしたのは、

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切実な高望み

いつか君が
僕について
「あのこ誰?」って
聞かれたときに

現在進行形で
「親友だ」って 言ってほしい

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どしゃぶりのバス停で 〜Episode of Yurika〜 5

朝の待ち合わせ。付き合うって、こういうことをいうのかぁ。
「ゆりー、おはよう。」
やっぱり慣れない。
木村に『ゆり』って呼ばれるようになりました。
恥ずかしいよ!でもなんか嬉しいって思います。馬鹿みたいだな私。
「おはよう!木村」
「あのさ、木村やめない?」
「木村は永遠の木村だよ。そこはゆずれない」
なんでかっていうと、木村の下の名前は『健太』で、お父さんの名前と同じ。
彼氏のことをお父さんの名前で呼ぶのはなんか違和感ありありだから、呼ばない。そのことはまだ木村には言ってないけど。
「おはよう優里香!」
美穂がちょっと私の肩を叩いて走って行ってしまった。
あれ…?
私まだ、美穂には木村のこと言ってないのに。てか昨日付き合い始めたのに。
顔色一つ変えずに美穂は走り去って行った。
まさか、気を使ってくれてる…?
後で聞いてみよう!
「ゆり、一時間目なんだっけ」
「すーがく」
「おえぇ…」

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無題

なんだったんだろう
自転車で走っていた時のあの気持ち
一瞬だけ前向きになれたんだ

今の僕はまだ無力で
一歩踏み出す勇気なんてなくて
大人の機嫌をうかがうばかりで

音楽雑誌を読んだ時
確かにあの人の声が聞こえたんだ

自分も強くならなくちゃ

周りは青春をしている中
私は1人つまらない日々を過ごす

女子高生なのは見た目だけ
中身は何も変わってない

変わろうとしていないのかな

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RIVAL

「周りの人間を超える」

そのために、友達との深い関わりを絶った

少なくとも、自分の心の中に

同じ大学に一緒に合格しようという甘い考えは

高校を出てから、消えた。

同じ大学を志望するライバルを超える

たとえ、高校で仲良くした人でも

受験に味方は関係ない

そう心に誓った。

最後に笑うのは、俺だ!