音がなっている。とてもとても大きな音で。命を揺らす、証明をしている。あのきみの言葉なんかよりずっとずっと血液が流れる感覚がした。音はとても大きかった。大きすぎるゆえに鳴り止むと別の世界みたいだった。それでも、あの時そこに生きていた。生きていたから今もいきている。生きていける。 次は生きる音を、きみが生きていける音を、僕が鳴らす。