まぶたが重いよ、まどろみかけの月夜
季節どおりの冷たい風が、髪をすく。
夢なのかな、現実なのかな
夢だろうな、きっとそうだろう。
夢でもいい、現実でなくてもいい
夢の中だけでも、少し話そう。
やっぱりそばにいたいなぁ、触れられないのは辛いな。
地球の端っこで、独りぼっちなんだよ。
寂しいのは僕か。悲しいのはきみか。
僕にはわからないんだよ。
あと1年でもいい。あと10年でもいい。
それだけで足りないから。
あと1分でもいい。あと10秒でもいい。
それだけでいいから。
まどろみかけの月夜。
きみを思い出しながら
きみに恋し続けながら
鼓動をやめるまで
僕は泣こう。