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なんとなくポエムな日

poemってなんだろう
なんて考え込みながら
餡の詰まった洋菓子と
昼下がりの珈琲タイム
懐かしさに理由は要ら
ないのだと知っていた


(瀬戸内名菓「母恵夢」が急に食べたくなって)
(いざ何処にでも売ってないんだなぁ…)

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大人

大人って年食えば大人なのか
社会的な地位になったら大人なのか
学校卒業して働けば大人なのか
立派な学力をつけたら大人なのか
…夢じゃなく現実を見ることができたら大人なのか



僕がここ(SOL)で学んだのはいつになっても、
自分の心に嘘をつかない
自分よりも下の世代に色んな面でかっこいいとこを見せていける
やりたいことを年齢のせいにして諦めない
ってことだった。

大人ってのもそうだと思う。
いつになっても自分の心に嘘をついて、世間に溶け込んでますみたいに過ごしてるのが大人じゃないって思うんだ。

声を大にして言えないけど
天才にしかできない、
一般的には、
通例…
こんなんはただの逃げる口実

誰ができないって決めたんだ?
決めた瞬間からそんなのは本当にやりたかったことじゃないのか?
迷うほどそれは本気でやりたい証拠なんだよ


世界を舞台に活躍したい
いつかこの少子化の世の中を変えたい
どんどん減っていく小児科、産婦人科、救急外来(ER)、、、
自分は人に救われた。だからこそ今度は僕が人を救う番なんだ

だから人に何言われようとも
この心は捨てない

だから世間のみんなが言うそれが大人の定義ならば
私は大人になんてならない
大人になんてなるものか

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『音霊』

踏み鳴らしてきた音、何の為の音だろう
確かめるのは今しかないんだ
高鳴りに混じって、耳の奥から聴こえる
次に繋がる音だと信じて

現在進行形の日々の中で立ち竦んで
迷いに迷った時はいつも意志を貫く
そう言い聞かせ
騙し騙しやり過ごしてきた時もあるけど
本当は自分を信じてる自分が陰に居た

恐れ避けてきた音、僕の為の音なの?
挑める時は今しかないんだ
人混みに混じって、耳の中へと響く
明日を変えうる音だと信じて

日常茶飯事がやるせないで立ち竦んで
迷いに迷った時はいつも夜は明けると
そう言い聞かせ
騙し騙しやり過ごしてきた時もあるけど
本当の自分を信じてる自分が陰に居た

突然の谷、身体がくらむ、心が病む
だけどまた、突然の音、耳を澄ます

生きている中で味わえる最高の瞬間
それを知らせてくれるのは、音霊
何年先も必ずある最高の目標
それへ導いてくれたよ、音霊
それを生み出しているのは自分だと
気づいた頃に必ず出会う、音霊

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雨が降ったら
寄り添って1つの傘に入って

雨が降ったら
2人で部屋にこもって映画見て

雨が降ったら
あなたの肩でうたた寝

なんて
べたな理想を築き上げて
雨のしずくが落ちるのを見ていました

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 むかし、ある王国に、娘がいた。娘は王に恋をしていた。かなわぬ恋だった。娘は美しかったが平民だったし、王の好きなむっちりボディではなかった。おまけにちょっと頭が弱かった。娘は自分と同じ階層の男と結婚し、女の子を一人もうけた。
 年月が経ち、王の霊力も衰え、新しい王を立てることになった。霊力の衰えた王はどうなるのか。殺されるのだ。
 王の側近が、殉死する女を公募した。条件は生娘であること。もちろん自薦他薦は問わない。娘が一人、差し出された。
 王と娘は小屋に閉じ込められた。こげくさいにおいについで、ぱちぱちと木のはぜる音がきこえると王はパニックになったが、娘に抱かれると脱力し、目を閉じた。王はそのまま眠ってしまった。娘は王を抱いたまま、じっとしていた。やがて煙が充満し、意識が薄れていった。娘は幸せだった。母の恋愛を成就させることができたのだから。



 娘の人生には何もなかった。あるのは退屈だけだった。せめて思い出にひたれるぐらいのことができればよいが、大した記憶力がないので無理だった。
 美しかったころの面影は微塵もなく、悪態をついてひとを不快にさせる以外に取り柄のない老女になり果てた娘。そんな娘にもお迎えが来た。肺癌だった。
「お花畑が見えるわ」
「極限状態の脳が幻覚を見せているだけです」
 天使がそう言うと、お花畑は消え、娘は天使と向き合う格好で空中に浮かんでいた。
「どうしたのかしら。何だか頭がさえているの」
「馬鹿も死んだらなおるのです」
「わたしはどうしようもないクズ女だったわ。自分のエゴを満たすために娘を殺してしまった。死んでしまいたい」
「もう死んでます」
「消えてなくなりたい」
「それは無理ですね」
「どうして生きているうちに賢くしてくれなかったの」
「愚か者はそのままでいいという方針です。アルジャーノンに花束を読めばわかりますが、何十年も自分の愚かしさに気がつかず生きてきた人間が急に悟ってしまったら、かえってまずい。ショックで自殺してしまう可能性もある。だからわざわざ気づかせる必要はない。生きて少しでも社会に貢献してもらったほうがいい」
「アルジャーノンって何ですか?」
「検索してください」
「やりなおしたいわ」
「来世の頑張りに期待します」
 天使が言うと娘は、まばゆい光に包まれた。