雨戸を立てきって、雨の音が
微かに響いてくるのを待って
しん、と沈んだ空気を吸って
きみの名前を探して
朝、このまま止まっていたい
夏の空は遠い。
冬の空は近い。
何を言っているのか、10年前の僕はわからなかったけど
今の僕ならわかる気がするよ。
君の願いも
君の想いも。
テスト終わったからって
3時間前までは 満足してたけど
上にはさらに上があること 忘れてた
なんだか笑ってる先輩が 遠くなった
いつまでも憧れのままなんて 嫌だよね
先輩って 越えるために在るんだから
どこまでも 上を目指していこうって
私に力をくれた
本当に私は 恵まれてるな
いるはずのなかった人
過ごすはずのなかった時間
あるはずのなかった音楽
時空を越えて理想のそれらが「存在」していた。
もう一人の自分の背中を、追おう。
「ありがとう」
あの時を場所を、僕は忘れない。
ありふれた言葉だけど
何よりも愛しく感じたんだ
たった一言で
ガラクタばかりの景色が
少しだけ輝いて見えた
言葉にするのはくすぐったいね
君がいない学校は
行く意味がなくて
君がいない世界など
想像できなくて
君にとっての私もそんな存在になりたい
夏休み、会いたくなって会いたくなって
きっと我慢できないや
だから、50年先も一緒にいようね
テレビを 見ながら つぶやく
「いいなぁ」
妬みや 嫉みは 一切ない 羨望
好きな人のことを 考えて つぶやく
「やだな…」
悲しくて 辛くて 憎らしくなる 嫉妬
「いいな」は どこまで行っても 羨望で
「やだな」は どこまで行っても 嫉妬で
でもね 嫉妬は 好きだから するんだよ?
欲しいものはたくさんあって
作りたいものも色々あったけど
なりたい自分はひとりだけ。
泣いているのは空だよ
我慢して作った笑顔
ぐちゃぐちゃになった世界から
爪先だけでも守りたくて
前に進むための足は濡らさないで