みぎひだりみぎみて てをあげなくても
ここにいるよ が つたわってほしい
今日
つまらなかった
何をしても、笑ってみても、
明日
何をしようか。
どうせつまらないんだ
君も代わりになる人もいないから
つまらないのかな
明日は期待していないから
明後日期待させて
きっと楽しいと…
私の心はいまでも18歳のあの日に置いてかれたままで、今はもう寒い冬だというのに、あの暑い日差しに逆光になっているあなたの笑顔が鮮明に焼き付いている。
東京には慣れましたか?そっちは寒いですか?好きな人はできましたか?
あの夏の帰り道で食べたアイスの味は、覚えていますか?
吸い込んだ空気が鼻を冷たくする。
吐いた息が白く天に上がる。
『またいつか。さようなら』
そう言って彼女は春の陽気と共に去っていった。
もうすぐ冬。僕は今か今かと空を見上げる。
白い結晶が1つ、また1つと僕の頬に触れては消える。
やっと会えた。お帰りなさい。
(ーーただいま。)