どうして女子高生という肩書きを失うのが
こんなにも心細くて切なくて苦しいんだろう
ランドセルの時代とあまり変わらない気もするし
子供のままでいるには
後に戻れない事を知り過ぎた気もする
私はもっと友達と5限をサボって
どきどきしながら遊園地に行くとか
好きな人と暑いとか言いながら
手を繋いでアイス食べるとか
先輩たちは髪を染めてピアスをあけた
ああ今日も刹那の染みがついた
セーラー服にマフラー巻いて
春期講習なんて受験生みたいなことして
桜が散るのを悲しむには不安が多すぎて
でもそれでも歩くしかないから歩く
お母さんと喧嘩した
苦手な友達からもらったキーホルダーが壊れてた
彼氏とみた映画に感動したフリをした
クレープを上手く食べれなかった
お父さんに甘えたかった
好きな人の好きな曲が難しくて分からなかった
私が泣く理由はそれだけで充分だった
私のサンタさんは毎年ちょっぴり
私の欲しいものとズレてて
それが嫌で嫌でたまらなくて
まるでお父さんが選んでくれる服みたいだった
もうサンタさんの来ない私は
ただただあのセンスのない
可愛らしいクリスマスプレゼントが
欲しいのです
胸元まで伸びた髪を切ってしまう勇気はまだない
女の子の鎧を手放すにはまだ心細くて
あの人が早く振り向いてくれれば
私は今にでも首までのさっぱりした
ショートカットにできるのに
何にでも表と裏がある
人にだってある
もちろん私にも
性格の面だって表と裏がある
表も裏も同じものなのにどうしてこんなに違うんだろう
ただただ会いたい
あなたが好きで
とっても、とっても。。
止められないのこの気持ち
みんなの先入観にとらわれて
みんなの固定観念にとらわれて
みんなのイメージ通りの私
本当の私はどこにいるのか
いまの私は誰なのか
誰か探してほしいよ
月を眺めて何を思う
美しさに心奪われましたか
側にいる星にも気づかずに
どうして僕らは夢を見る
奪って生きることしかできないのに
分かっているのに 気持ちが抑えられない
もう 分かっているのに
離れたく ないと思ってしまうのです
かなしいことに