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分けて

貴女は完璧なんだからあの人の横くらい私にちょうだい。欲張りすぎだよ。私は何も持っていないのに。

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後悔

後悔先に立たず。後悔すんなってことだけど、意外と後悔って、したくないって思えばしなかったりするよね。気持ちの持ち方の問題なのかもね。

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近況

あの日見たものが、頭の中に流れてくる
懐かしい響きと、空気感
昨日閉じた、あなたの部屋の前で
僕はずっと、開けてくれるのを待っている

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君の鼻の形が好き。
君の声が好き。
ちょっとくせのある、君だとすぐにわかる声。
君の髪の毛が好き。
君の目が好き。
指も、まつ毛も、歯の形も、全部好きよ。
会えただけでこんなの嬉しい。
話せただけでこんなに満たされる。
でも足りないわ。
もっと、もっと近くに行きたいの。
すきよ すきよ すきよ。

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即興詩。

今日もまぶしい陽がすこし、傾きはじめた午後
…エンジンを停めて、
ドアを開くと熱をもったタイヤがふわりと薫ったこと。
風にのって、走り出せ。


(新品のタイヤで走る気持ちよさ、わかってもらえるかなぁ…)
(鉄工所の匂いも、ときどき好き。)

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あふれるもの

感情を殺しこむ1日
ぼんやりとただ時が過ぎるのを待つ1日
好きという感情とにらめっこして
涙がほほを伝うのを見守る
暗闇で揺れる心
好きていう気持ちは僕の思いだったのか
藍色を残し去る背中に
僕自身の気持ちが弾けた

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大っ嫌いな君にあげたいもの

大っ嫌いな君に最高の花束を。

大っ嫌いな君に最高の歌を。

大っ嫌いな君に最高の食事を。

大っ嫌いな君に…

勘違いしないでね。
僕は君が大っ嫌いなんだ。

大っ嫌いな君に最悪な目覚めを。

大っ嫌いな君に最悪な言葉を。

大っ嫌いな君に最悪な居場所を。

わかってくれたかな?
僕は君が大っ嫌いなんだ。

でもね、僕が君に、大っ嫌いな君に
あげたいのは…


嘘つきで、でも正直な僕からの言葉。

1

幽体離脱

数字化された社会
青くない空
エラー音の鳴り止まない心臓
見飽きて聞き飽きて
目の奥が痛くなるっていうのかな
わかるかな
なんかあの
眼鏡やコンタクトをずっとつけてたときの感じ
もう
疲れちゃった

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時は残酷で儚いもの。
よく聞くよねこういう言葉。


でも本当にそうだよね。本当に残酷で、儚い。











他愛のない会話。教室に響く笑い声。たまにケンカして、言い合って。でもいつの間にかまた笑いあってる。
そんな日々が大好きだった。この3年間あっという間だった。一瞬で終わっちゃた。


みんなはもう前に前にと歩き始めてる。
あの幸せな時に縛られているのは僕だけ?



進んでく
時が僕を置き去りにして。



抜け出さないと。1人だけ止まってたってしょうがない。

何回もそう思った。
でもダメだった。抜け出したくない。まだ、あの時に居続けたい。抜け出したらどうなっちゃうんだろう。こわい。







おいて行かないで。

僕は弱い人間だ。

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記憶

生きてるって実感はどうやったら湧くんだっけ。

今までどうやって楽しい生活を送ってたっけ

どうやって普通に笑うんだっけ

普通の会話ってなんだっけ

友達の作り方も








全部全部忘れちゃった。

覚えてるのは泣き方だけ。


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即興詩。

雨上がり、くるまを洗って
また汚すために走り出した

ちょっとこころが揺れた気がした日曜日

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アイデンティティ

もうほんと
嫌になっちゃうな
この世界で生きるには
ぼくらは純粋すぎたみたい

もうほんと
嫌になっちゃうな
この世界で生きるには
ぼくらはみんなを愛しすぎたみたい

もうほんと
嫌になっちゃうな
この世界で生きるには
ぼくらは優しすぎたみたい

もうほんと
嫌になっちゃうな
この世界で生きるには
ぼくらは大人にならなきゃいけないみたい

でもね
まだ信じていたいんだよ
クサいけど
愛とか優しさってコトバを

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夢の中でもう一度

眠いのに眠れない
朝が始まるのが嫌い
夜が終わるのが怖い
いつまでも暗闇の中にいたい
どこまでも幸せな夢を見ていたい