起きて学校行ってクタクタで寝る
起きて働いて数字の上で寝る
起きて何にもしなくてただ寝る
毎日毎日繰り返し
辛いも苦しいも分からないくらい
麻痺した感覚で
クスリで朝を迎えにいく
楽しい日々を送ってる
そんな錯覚
毎日同じで交わらない
平行線な錯角
悲しくて
見上げた星空は
残業と晩餐のLED
呑んだくれのサラリーマン
見栄と仮面の専業主婦
ワレモノ注意の14歳
ずっと添い続けた老夫婦
起きて学校行ってクタクタで寝る
起きて働いて数字の上で寝る
起きて何にもしなくてただ寝る
毎日毎日繰り返し
ねぇぼくは
なんで何にもできないんだろう
きみのために
こんなにも何かしたいと思っているのに
変なときばかりナイフみたいな言葉
どんどん出てくるくせに
頑張ってなんて空っぽな言葉
ぼくがマホウツカイだったら
ぼくがカミサマだったら
ぼくがオイシャサンだったら
ぼくがカウンセラーだったら
きみのビョウキを治せたのかな
悲しいな
アンパンマンみたいに
きみの痛みをちぎって分けることができるなら
ぼくはどんな痛みにもたえられるのに
どうしてこうもやるせないんだろう
死にたいなんて呟いて
やっぱりやめた
きみのために
もう少し生きてみようかな
君の流した涙が
いつか夢への川になればいいな。
またきみの心が洪水であふれても
きみを救える箱船でありたい。
信じるだけじゃ心許なくて
信じられるだけじゃ頼りなくて
枕元の電気も灯せない
君のことを少しずつ傷つけている自分に気づいた
僕は何をしてきたんだろう
暖かい光を灯すなんて今の僕にはできないよ
君がこの世で一番暖かい光を必要としてるはずなのに
今更気づいたよ
あの頃決めた約束も
軽い気持ちで破り捨てた僕
やっぱり君に笑っていて欲しいよ
君のことを少しずつ裏切っている自分に気づいた
僕はなんて醜いんんだ
君が一生懸命僕を笑わそうとしていることに気づいた
君がこの世で一番笑顔を必要としてるはずなのに
今更気づいたよ
暖かい光を灯すなんて今の僕にはできないよ
君がこの世で一番暖かい光を必要としてるはずなのに
今更気づいたよ
僕等はこの広大な宇宙が起こす
小さな化学反応の中に生きている
そして、僕らと宇宙は等価値なんだ。