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君の幻

涼しい夜
静かな夜

こんな夜に君と居れたらなぁ
たくさん話せたらなぁ

でもありえないってわかってる
だから一人眠るんだ

虫の声を聞きながら

夢で逢えたらなぁ
ダメだ
眠れないや

ウソだよ
おやすみ

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文化祭

心音と重なるバスドラ
血流に乗って全身を駆け巡る
ベースの重低音
指先に力を込める
苦手なBm7から始まるギター
前髪をかきあげ掻き鳴らす音に
声をのせて歌にする

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ある日の疲れた僕

みんな
みんな黒い部分があって
みんな
みんな疲れてる
この場所で
僕も少し笑ってみる

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絞首

勉強 勉強 勉強
うるさい わかってる
学校 学校 学校
うるさい わかってる
受験 受験 受験
うるさい わかってる
自習 自習 自習
うるさい わかってる
講習 講習 講習
うるさい わかってる
宿題 宿題 宿題
うるさい わかってる
試験 試験 試験
うるさい わかってる

わかってる わかってる わかってる

でも逃げている
何もやらず、逃げている

本当は何も



わかっていない

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ぼくたちって

今度の土曜日 あそびにきてね
きっと 地球はななめだち
あなたの引き出しに
忘れものをした 哀愁
残して 旅立つの
おそろいがほしくて
木と木と木と鈴
その手とこの手
秋の乾燥に立ち向かうハンドクリームに
僕の 小さな夢
太陽に向けてた あなたの手で
コンビニおむすび むすびにきてね

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自動ドアをくぐった瞬間からゴミ袋としか呼ばれなかった

哀愁のポリ袋、
底でさんかくに拗ねたまま乾燥している
コンビニおむすびがぼくみたいだなんて