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即興詩。

サングラスをかけたまま、
珈琲ひとくちだけ。
風が吹いた、17時

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嫌い

一人なんて
一人が好きな人がなればいいじゃん 
私は
一人なんて嫌いなんだ
でも周りにいる人たちも

みんな嫌い

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無題

"私は私らしく"

そんな綺麗事が
通じない世界

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小さな温もり

あの日 あの時間
小さかった頃を思い出す
毎日一緒に布団に寝っ転がって読んだ
詩集 ギリシャ神話 図鑑たち
都会に比べれば澄んだ空気を毎日吸い
空気美味しい、といいながら頬張った
コンビニのおにぎり

あの頃の幼い自分から、今の私は
きっと何かを忘れている
どこかセンチメンタルな気分で
見上げるは透明な空

いつから、とうめいが霞んだのかしら
いつから、空気を美味しく感じなくなったの


なんとなくささくれのように
心に引っかかって
冷たい風が吹いていた
その刹那、、、、

哀愁漂う紅い夕日がゆっくりと沈んでいく
そうか。
あの頃の自分は何でもかんでもに感謝してた。
今じゃ、綺麗な空気を吸えるのも「当たり前」
に感じている自分がどこかにいた。
こんなんじゃ、誰かを光らせる影にもなれない。
それに気づいた。


こんな小さな気づきで何が変わるのか
分からないけれど
乾燥が手を覆う季節の足音が
私の背中をそっと押す気配を感じた気がした