表示件数
2

おやすみ即興詩。

抱きしめた掛け蒲団が、息をしている。
まるできみが、隣で寝ている
気がして目を醒ました

…丑三つ時。

ゆさゆさと地面をゆらして
長距離トラックが駆けてゆく
雨…降りだした街灯がまぶしい
きみの声だけが、渦をまいて
ぐるぐる
ぐるぐる

おやすみ、